秋味
「本格的な「味覚の秋」を迎え、豊かな食材に恵まれたこの季節は、ふんだんに旬を感じてもらえるよう「秋の恵み」がテーマ。食材が豊富な「実りの秋」だからこそ、いっそう仕入れにこだわり、全国から選りすぐりの素材を準備しています。
この秋一番に味わっていただきたいのが、ようやく旬を迎えた天然のとらふぐ。周防灘や玄界灘産など、その時期最も食べごろを迎えたふぐを厳選してご提供いたします。てっさやてっちりをはじめ、ふぐを余すところなく味わえる焼きふぐなど、贅沢なとらふぐのフルコース料理を存分にお楽しみください。
ふくよかな食材に恵まれた十月は、とらふぐ以外の会席料理も充実しています。旬を迎えたとらふぐや松茸。焼き松茸から立ちのぼる芳醇な香りや、栗や銀杏などと織りなす繊細な彩りを、たはら流のオリジナル会席でご堪能ください。
十月に入り、朝夕には肌寒さを感じるようになりました。どうぞお体ご自愛いただき、今月も皆様のご来訪を心より楽しみにお待ち申し上げております。
●ふぐ焼き
たはらの名物が「ふぐの焼き物」。ふぐ皮からふぐの身、のどぼとけなど、様々な部位を熟成させ、旨味を最高潮まで引き出していきます。たっぷりとネギをかけ醤油漬けにして七輪で焼き上げていくと、香ばしいにおいが室内いっぱいに広がります。しこしことした歯ごたえがある「うぐいすの骨」は、ふぐ一尾にひとつしか取れない希少部位。会合で最高級のお客様・正客をおもてなしする贅沢な部位で、身がギュッと詰まっており、噛めば噛むほど口の中に旨みが広がります。
●ふぐ刺し
とらふぐ本来の甘さを味わっていただきたいため、たはらのふぐ刺しは、少し厚めに引いています。ご自身のペースでじっくりとご堪能いただきたく、おひとりずつ個別のお皿に盛り付けてご提供します。
お皿の中心にあしらえた、コリコリとしたふぐ皮との食感の違いもお楽しみください。
●ふぐ鍋
肌寒い季節に恋しくなるのがふぐの鍋「てっちり」。椎茸や昆布の旨みがふぐの身に染みわたり、淡白なとらふぐがまろやかに生まれ変わります。お鍋がコトコトと煮だっている間は、ふぐ皮の煮こごりや、なめらかな白子焼き、アツアツの唐揚げをご堪能。締めには定番の雑炊はもちろん、パエリアやふぐ飯などアレンジ料理もご準備できます。お客様のご要望に応じて対応いたしますので、予約時にご遠慮なくお申しつけくださいませ。